1億円でオランダ産「白砂」導入 東京五輪でも使用 馬場改修で大会誘致に期待 山梨
「馬のまち」としてブランド化を目指す北杜市で、馬術競技場の一部がリニューアルされました。馬術大会の誘致促進も期待される1億円をかけて導入した特別な「白い砂」とは?
北杜市小淵沢町の県馬術競技場です。障害競技用の馬場がリニューアルされ、きょうは関係者がテープカットなどを行い完成を祝いました。
注目されるのが馬場に使われているこちらの真っ白な砂です。この砂、東京オリンピックでも採用されたオランダ産の「白砂」で、クッション性に優れ、水はけもよく滑りにくいのが特徴。導入されるのは国内で3か所目です。
整備には地元に研究施設などがある医薬品開発支援の「シミックホールディングス」が県に寄付した1億円が使われました。
シミックホールディングス 中村和男 CEO
「(整備後)初めて見たが馬がパフォーマンスを発揮できるような砂だということを実感した。ここが聖地になって国際大会を誘致できる場になるようみんなで努力したい」
県や北杜市が小淵沢エリアを「馬のまち」としてブランド化を図る中、今回の馬場のリニューアルを馬術大会の誘致の促進につなげていきたい考えです。