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経済
2010年7月2日 21:12

出荷調整の方針、小売店などに動揺広がる

出荷調整の方針、小売店などに動揺広がる
(c)NNN

 「サントリー」が1日、「ハイボール」に使うウイスキーの生産が追いつかないとして出荷調整の方針を示したことで、小売店や飲食店では動揺が広がりつつある。

 サントリーは08年から、ウイスキーをソーダで割るハイボールの商品価値に注目し、主力銘柄の「角瓶」の販売を強化している。これを受けてハイボールが20歳代や30歳代の消費者層を急速に拡大したため、「角瓶」の10年1月から5月の売り上げは前年同期比で76%増えた。サントリーは1日、現在の約30%の増産態勢では賄えない恐れがあるとして、出荷調整の実施を決めた。「稼ぎ頭」を失いかねない状況を受けて、小売店や飲食店には先行きに対する不安の声が広がりつつある。

 消費の拡大が見込まれる夏本番を前にした主力商品の出荷調整。過熱するブームの裏側でそろばん勘定を狂わしかねない事態に、業界の関係者は頭を抱えている。