日テレNEWS
経済
2011年2月2日 2:13

世界初の発見、太平洋で天然ウナギの卵採取

世界初の発見、太平洋で天然ウナギの卵採取
(c)NNN

 東京大学と水産総合研究センターは、グアム周辺の太平洋で、世界で初めて天然ウナギの卵を発見したと発表した。

 天然ウナギの卵が見つかったのは、グアム島の西約350キロの太平洋上。東京大学大気海洋研究所と水産総合研究センターは、08年から共同でウナギの産卵場の調査を行ってきたが、09年5月、海面と水深200メートル付近の間を引いた網からニホンウナギの卵31個を採取することに成功した。

 ウナギの生態はいまだに謎が多く、産卵場調査は30年代から続いている。05年には、グアム島の西でふ化直後の稚魚を見つけ、月明かりのない新月の夜に産卵する規則性も発見した。今回、卵が採れたのは10キロ四方の狭い水域だったという。

 調査結果はイギリスの科学雑誌「ネイチャー」の電子版に掲載され、今後はウナギの人工養殖や資源調査に生かされることになる。