８日の東京株式市場で、日経平均株価は値を上げ、年初来高値を連日で更新した。終値は前日比４３円９４銭高い１万６３５円９８銭。終値としては、去年５月６日以来、約９か月ぶりの高値をつけた。

　前日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、企業の業績回復への期待に加え、相次ぐ企業の合併・買収（＝Ｍ＆Ａ）のニュースなどが追い風となり、約２年８か月ぶりの高値をつけた。その流れを受けて、東京株式市場の日経平均株価も値を上げた。国内の主要企業の決算内容がおおむね良好な内容であることも好材料となった。ただ、連日の高値更新への警戒感もあり、目先の利益を確定するための売り注文も出て上げ幅は限定的となった。

　東証１部の売買代金は概算で１兆４５２５億円、売買高は概算で２１億４３０６万株。