日テレNEWS
経済
2011年8月8日 13:42

財務相「G7が為替問題で連携」明記を要請

財務相「G7が為替問題で連携」明記を要請
(c)NNN

 G7(=先進7か国財務相・中央銀行総裁会議)が8日朝、緊急の電話会議を行い、歴史的な円高が続く為替市場で各国が緊密に協議し、協力することなどを盛り込んだ共同声明を発表した。これについて、野田財務相は、会議でG7各国が為替問題で連携し、協力することを声明に明記するよう求めたことを明らかにした。

 野田財務相は「(為替の)過度な変動の無秩序な動きは、経済や金融に悪影響を及ぼすので、(G7が)緊密に連携を取りながら適切に協力すると、共同声明の中にこうした文章は明記されています」と述べた。また、アメリカ国債の格下げ問題をめぐっては、これが理由で一段と円高が進むことが懸念されることから、「アメリカ国債の信認は揺らぎはないし、魅力ある商品だ」と強調した。

 共同声明ではこの他、ギリシャなどの財政赤字の問題を受け、金融市場の機能や金融の安定、経済成長を支えるためにG7が協調行動を取るとしており、必要な場合はG7が為替の協調介入などの行動を取る可能性をにじませた。

 しかし、そもそも市場が不安定になっている原因であるアメリカの財政赤字やヨーロッパ各国の資金問題などが根本的に解決したわけではない。市場の不安の拡大を食い止めたいG7各国の政府と投資家との間の神経戦は、当分続く見通し。