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経済
2011年8月30日 22:21

保安院「やらせ」要請、3件で関与認める

保安院「やらせ」要請、3件で関与認める
(c)NNN

 経産省の原子力安全・保安院が、原子力発電に関する説明会で「やらせ」を要請したとされる問題で、事実関係を調査してきた第三者委員会は30日、3件の説明会について、保安院の関与を認めた。

 第三者委員会は30日、中間報告をまとめ、海江田経産相に提出した。中間報告では、保安院が「九州電力」「四国電力」「中部電力」に対し、原発の説明会で、原発推進側の関係者の動員や原発に賛成する立場の意見表明などを要請したと認めた。これには、九州電力と四国電力の当時の原子力安全広報課長と、中部電力の当時の原子力安全広報課の職員が関与していたという。

 この他にも、「東北電力」の原発説明会や九州電力の説明番組など計5件でも、保安院や資源エネルギー庁が動員や賛成側の意見表明を要請していた疑いがあり、委員会は引き続き調査を行う。

 委員会は、9月末をメドに国の関与の問題点や再発防止策を盛り込んだ最終報告をまとめる予定。海江田経産相はこの報告を受け、「国の関与が認められたことは大変遺憾である」との談話を発表した。