日経平均８６１５円６５銭　２８日終値

　２８日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に値を上げ、前日比５円７０銭高い８６１５円６５銭で取引を終えた。

　午前の取引は、外国為替市場で対ユーロの円相場が比較的落ち着いていたことなどから、小幅高で取引を終えた。中国・上海などアジアの株式市場が軒並み軟調だったこともあり、午後に入るとさらに慎重な取引が目立った。ヨーロッパの経済情勢を見極めたいという投資家の根強い不安も影響した。業種別では、精密機械など輸出関連株は低調だったものの、パルプや建設株など内需関連株では上昇も目立ち、東証１部では約８割の銘柄が値を上げた。

　東証１部の売買代金は概算で１兆２３２７億円。売買高は概算で１８億５９５３万株。