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経済
2011年11月12日 1:24

APECのTPP首脳会議への参加は不透明

APECのTPP首脳会議への参加は不透明
(c)NNN

 野田首相は11日夜に首相官邸で会見し、TPP(=環太平洋経済連携協定)について「交渉参加に向けて関係国と協議に入る」と述べ、交渉に参加する方針を表明した。TPP交渉の最前線ともいえるAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)が行われているアメリカ・ハワイでは、どのように受け止められたのか。経済部・槻木亮太記者が報告する。

 野田首相の会見が行われたのは現地時間11日午前1時だったが、政府関係者は一斉にメモを取るなど、真剣な様子が伝わってきた。

 交渉参加を推進してきた経産省は、野田首相が「参加に向けた協議に入る」と表明したことを受けて、いよいよ本格的な情報収集に入る。また、外務省は、野田首相の会見内容についてTPP参加各国に伝えているという。しかし、今回予定されているTPPの首脳会議に野田首相の出席が認められるかはまだわからない。

 一方で、日本以外の9か国では、TPPの交渉は着実に進んでいる。現地時間10日には、日本に知らされないままTPP交渉に参加する9か国の閣僚が集まり、首脳会議に向けた最後の調整が行われた。これまでの成果を「大枠合意」として一旦取りまとめる予定で、日本はまだ蚊帳の外にいる。

 アメリカ通商代表部(=USTR)・カーク代表は「歓迎する」との声明を公表したが、同時に早速、日本に対して高い水準の市場開放を求めており、今後、厳しい条件が突きつけられる懸念がある。