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経済
2012年2月8日 14:45

経常黒字10兆円割れ、過去最大の下げ幅

経常黒字10兆円割れ、過去最大の下げ幅
(c)NNN

 海外とのモノやサービスの取引を示す日本の経常収支は、11年は9兆6289億円の黒字となった。しかし、黒字幅は前年より4割以上縮小し、過去最大の下げ幅となった。

 経常収支は、海外とのモノの取引である貿易収支の他、サービスの取引や投資による所得の収支などをまとめたもの。11年は、黒字額が前年比で43.9%減り、15年ぶりに10兆円を割り込んだ。これは過去最大の下げ幅となる。東日本大震災の影響で自動車などの輸出が減った一方、原子力発電所の停止に伴って火力発電用の燃料が増えるなど輸入が増加し、貿易収支が赤字に転落した。さらに、日本への外国人旅行者の減少などにより、サービス収支が赤字幅を拡大した。

 しかし、海外からの配当金受け取りなど所得収支は堅調だったため14兆296億円の黒字となり、全体での黒字を維持した。