経済
2012年3月21日 21:03
掘削装置も搭載…最新の海洋資源調査船公開

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東京都で21日、JOGMEC(=石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が所有する最新型の海洋資源調査船「白嶺」が公開された。
「白嶺」は、携帯電話やハイブリッド自動車といったハイテク機器に欠かせない希少な金属(レアメタル)などの資源が日本の周辺海域にどれくらい存在するか調査を行う。2種類の大型の掘削装置を世界で初めて搭載していて、水深2000メートルの海底を400メートル下に掘り進むことができる他、採取した岩石などを船の上でそのまま分析することができる。研究室は全部で6部屋あり、水質など環境への影響も調査できるという。
現在、日本で使われるレアメタルはほとんど輸入に頼っているが、日本周辺の海域に存在することが確認されている。日本政府は、レアメタルなどの調査を進め、18年度までに商業生産につなげたい考え。