経済
2012年7月2日 14:06
6月の日銀短観、9か月ぶりに改善

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日銀が景気について企業にアンケートした「日銀短観」で、企業の景気認識は9か月ぶりに改善した。
日銀が2日に発表した6月の短観によると、景気が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を引いた指数は、大企業の製造業でマイナス1となり、前回調査(3月)から3ポイント改善した。3期連続のマイナスだが、11年9月の調査以来、9か月ぶりの改善となっている。ヨーロッパ債務問題や円高の影響はあるものの、内需が堅調であることが要因。
自動車はエコカー補助金の効果で4期連続の改善となり、非製造業の建設も復興需要などから6期連続の改善となっている。
3か月後の先行きについては、大企業の製造業・非製造業ともにプラスとなる見通し。