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経済
2012年7月17日 1:44

意見聴取会の発言者に中電社員 一時紛糾

意見聴取会の発言者に中電社員 一時紛糾
(c)NNN

 将来の日本の原発依存度について国民の意見を聴く聴取会が16日、名古屋市で開かれた。「中部電力」の社員らが参加者に含まれていたことに、会場からは批判の声が上がり、紛糾する場面もあった。

 この意見聴取会は、福島第一原発事故を受け、今後、原発への依存度をどの程度下げていくのか、政府が国民の意見を聴こうと開いたもの。

 抽選で選ばれた9人が、政府が提示した、30年の原発依存度が「0%」「15%」「20~25%」の3つの立場に分かれ、意見を述べた。「20~25%」の原発依存度を支持した3人のうち、1人は中部電力の男性社員、もう1人は「日本原子力研究開発機構」の職員だった。

 中部電力社員が「(福島第一原発の事故では)放射能の直接的な影響で亡くなった方は1人もいらっしゃいません。それが5年、10年たっても、状況は変わらないと考えております」と話したのに対し、会場からは「ウソだろう」などと批判の声が上がった。

 意見聴取会をめぐっては、15日の仙台会場にも電力会社の幹部が参加しているが、主催者側は「抽選で無作為に選んだ」としている。

 政府は、国民の意見を踏まえ、8月中に方針を決めるとしている。