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経済
2013年1月12日 18:57

20兆円超の経済対策、その課題 記者解説

20兆円超の経済対策、その課題 記者解説
(c)NNN

 政府は11日、事業規模で20兆円を超える「緊急経済対策」を閣議決定した。どのような効果があり、また課題はどこにあるのか。経済部・本橋記者が解説する。

 安倍政権が打ち出した緊急経済対策は、長引くデフレと世界景気の一段の悪化を懸念していた日本企業からは、期待の声が上がっている。しかし、公共事業に国の支出約5兆円が使われ、財源として新たに建設国債が発行されることになり、今後、経済成長と財政健全化を同時に進めることが求められる。この点について、甘利経済再生相は、中長期的には財政健全化を堅持することを強調している。

 政府は今月中に、現役の企業経営者らをメンバーに新たに立ち上げた「産業競争力会議」を開催し、工程表を盛り込んだ具体的な経済の成長戦略を6月をメドにまとめる方針。

 今回の大型の財政出動が一時的なカンフル剤にとどまらず、企業が利益を出し続けられるよう、規制緩和や税制改革を含めた成長戦略をスピード感を持って進めていけるのか、政治の手腕が問われる。