経済
2013年6月6日 23:09
日産・三菱、共同開発の軽自動車を発売

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日産自動車と三菱自動車が共同開発した初の軽自動車が、6日に発売された。
共同で開発した車は、日産では「DAYZ」、三菱では「ekワゴン」として発売された。共同開発したことで、燃費が1リットルあたり29.2キロと、同タイプの軽自動車の中でのトップクラスを実現した。また、軽自動車でありながら、内装に上質感を出し、エアコンの操作はタッチパネルでできる。
日産は、これまで他のメーカーに製造を委託する形で自社ブランドの軽自動車を販売していたが、開発段階からの本格的な参入は今回が初めて。
三菱にとっては、日産と共同開発することで、コストの削減と、車体を生産する工場の稼働率を上げるというメリットが期待できる。
国内では軽自動車の存在感が年々高まっており、6日に発表された5月の新車の販売台数では、トップ10のうち7車種に軽自動車が入った。日産と三菱が手を組むことで、シェア争いでライバルメーカーに攻勢をかけたい考え。