備蓄米入札 きょうから開始
価格の高止まりが続くコメについて、10日から備蓄米の入札が始まりました。
入札の対象は備蓄米として保管されている2024年産の10万トンと2023年産の5万トンです。入札に参加できるのは一定の条件を満たした、コメを集荷する大手の業者で、すでに各地のJAをまとめる「JA全農」が参加を表明しています。
入札に参加を希望する業者は、10日午前10時までに電子メールで「宮城県産ひとめぼれ」や「新潟県産コシヒカリ」といった41の銘柄や、品質、保管場所ごとに申し込みを行いました。
最も高い価格を提示した業者から順番に落札が決まります。10日に落札されなかったものが出た場合は、11日以降、再び入札が行われます。
落札された備蓄米は今月下旬から来月にかけてスーパーの店頭や飲食店に出回る見通しですが、「備蓄米」という表示はされない予定です。
コメの価格は、備蓄米の放出決定が発表された後も上昇していますが、備蓄米が出回ることで、価格が落ち着いていくことが期待されています。