経済
2013年12月19日 11:06
来年度予算案、過去最大96兆円前後で調整

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政府は、来年度予算案の一般会計の総額を過去最大の96兆円前後とする方向で最終調整に入った。
予算案の歳出では、社会保障費が子育て支援の強化や高齢化による自然増などから、31兆円程度に膨らむ見通し。公共事業費は6兆円程度で、防衛費も今年度を上回る見込み。
一方、地方自治体に渡す地方交付税は、リーマンショック後、約1兆円上乗せしてきた別枠加算を段階的に減らし、来年度は4000億円程度減らす方向で調整中。
来年度の予算案の一般会計の総額は、今年度の92兆6000億円を上回る過去最大の96兆前後とする方向で最終調整に入った。歳入では、税収は前年比7兆円増の50兆円程度を見込んでいる。
国の借金である新規国債の発行額は、今年度の42兆8500億円より抑えることにしている。
政府は20日から2日間、大臣折衝を行った上で、今月24日に予算案を閣議決定する方針。