経済
2014年3月13日 8:48
製造大手、6年ぶりベア 春闘集中回答日

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春闘は12日、集中回答日を迎え、トヨタや日立など大手製造業で6年ぶりとなる基本給の引き上げ「ベア」の実施が決まった。
今年の春闘では、円安などを背景に多くの企業の組合が基本給の引き上げ「ベア」を要求している。パナソニックや日立など電機メーカー10社は、4000円のベア要求に対し2000円のベアで妥結した。製造業大手各社でベアが実施されるのは6年ぶりのこと。
自動車メーカー各社は、トヨタが2700円のベア回答、日産が実質3500円のベア要求に満額回答した。
金属労協・若松英幸事務局長「6年ぶりに、金属労協全体で月例賃金の引き上げを獲得するための道筋をつけることができた」
連合・神津里季生事務局長「大変いいスタートをきれたと思うが、これからが勝負だ」
今後は中小企業の交渉が本格化するため、組合側の幹部らは、大手のベアの流れを中小企業につなげることで景気の回復基調をより強固なものにしたいと話している。