ＴＰＰ（＝環太平洋経済連携協定）の閣僚会合が１９日からシンガポールで始まり、全体会合に先立ち日米の２国間協議が行われた。

　１９日からシンガポールで行われているＴＰＰの閣僚会合で、初日の全体会合では、各分野の交渉の進捗（しんちょく）状況をあらためて確認することにしている。

　これに先立ち、甘利経済再生相はアメリカとの２国間協議に臨んだ。

　甘利経済再生相「日米の進展が大きな推進力となって、前進することを期待している」

　甘利経済再生相は交渉の障害となってきた、関税分野での日米協議が前進したことを各国に伝え、知的財産や国有企業の規制など、難航する分野で各国の歩み寄りを促す考え。

　午後には実務者レベルの日米協議を行う方向で調整するなど、今回は日米が協力し、全体交渉の前進を目指している。