ベネッセ、約2070万件の顧客情報流出か
通信教育大手のベネッセホールディングスは9日、子会社の顧客情報が、最大で約2070万件流出した可能性があると発表した。
ベネッセホールディングスは、別の通信教育事業者からのダイレクトメールが届くという顧客からの問い合わせが急増し、調査を始めたところ、約760万件の顧客情報の流出を確認したと発表した。「進研ゼミ」などの顧客情報、最大で約2070万件が流出した可能性があるとしており、問い合わせ窓口を設けて相談を受けつけている。
ベネッセは不正アクセスはなく、社員による持ち出しもないとしているが、特定のデータベースから顧客情報が何らかのかたちで外部に持ち出されたとしており、警視庁が不正競争防止法違反の疑いで捜査を進めている。
原田会長兼社長は会見で、全容解明後に副会長と担当役員の2人が、引責辞任することも明らかにした。