北京でTPP首脳会合開催の見通し~甘利氏

TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉参加12か国による閣僚会合に出席するため、7日に中国・北京に出発した甘利経済再生担当相が、北京ではTPPの首脳会合も開かれるとの見通しを示した。
今回の閣僚会合は、APEC(=アジア太平洋経済協力会議)に合わせて北京で開かれる。7日に日本を出発した甘利経済再生担当相は、北京にTPP交渉参加国の首脳がそろっていることから「閣僚会合の後には首脳会合も開かれるのではないか」と述べ、現地で首脳会合が開催されるとの見通しを示した。
TPPをめぐっては、農産物の重要5項目などをめぐって日米間で課題が残されているほか、知的財産などルールの分野でも各国の間で合意に達しておらず、難しい調整が続いている。甘利経済再生担当相は、今回の閣僚会合で首脳への報告書を作り、合意に向けた進捗(しんちょく)状況を共有することを目指しており、年内の大筋合意に意欲を示した。