経済
2015年1月26日 12:13
ベースアップは? “春闘”事実上スタート

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経営側と労働側のトップらが来年度の賃金や労働条件などについてそれぞれの考え方を示す「労使フォーラム」が始まり、春闘が事実上スタートした。
経団連・榊原会長「収益が拡大している企業には、ボーナスや手当を含めた賃金の引き上げについて前向きな検討をお願いしたい」
26日に始まった「労使フォーラム」で、榊原会長は企業経営者らに、経済再生の主役は企業だと認識して、拡大した収益をボーナスや手当を含めた賃金引き上げに回すよう、強く検討を求めた。
一方、労働組合を代表する連合は、基本給を底上げするベースアップについて「2%以上」という高い要求を掲げている。
大企業では、円安などで業績が改善し、リーマンショック前の水準を超える企業も増えているが、中小企業では、まだ経営が厳しいところも多く、賃上げがどこまで広く実現するかが注目される。