日経平均１７円高　終値２万５３９円７９銭

　３日の東京株式市場で日経平均株価の終値は前日比１７円２９銭高の２万５３９円７９銭だった。

　前日に発表されたアメリカの５月の雇用統計が市場予想を下回っていたことなどから、ダウ平均株価は値を下げた。このアメリカの流れを受けて、３日朝の東京株式市場では売り注文が膨らみ、日経平均株価は値を下げて始まった。ただ、ギリシャの財政再建策をめぐる国民投票が５日に行われるのを前に積極的な売り買いは控えられ、様子見ムードが広がった。

　午後は、外国為替市場で円相場が２日と比べてやや円安に傾いたことなどから東京株式市場では買い注文が入り、日経平均株価は上昇に転じて今週の取引を終えた。

　東証１部の売買代金は、概算で２兆１５７５億円。売買高は、概算で２１億７８４２万株。