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“ビール回帰”へ…大手4社が事業方針発表

2016年1月8日 22:43
“ビール回帰”へ…大手4社が事業方針発表

 大手ビールメーカー4社の今年のビールの販売目標が出そろった。

 アサヒビールは、今年のビールの販売目標を前年比2.3%増に設定した。主力の「スーパードライ」に続く新しいブランド「アサヒ ザ・ドリーム」を3月に発売する。健康志向の高まりを背景に、糖質を50%カットしたもので、7年ぶりの新ブランドの投入で市場拡大を図る。

 サントリーは、ビールの販売目標を前年比6%増に設定した。高価格帯ビールのシリーズに新商品を投入するほか、去年9月に発売した「ザ・モルツ」の販売を強化する。

 サッポロビールは、ビールの販売目標を前年比5.2%増に設定した。今年を「ビール強化元年」と位置づけ、「エビスビール」と「サッポロ生ビール黒ラベル」の2つのブランドに注力する。

 キリンビールは、ビールの販売目標を前年比2.3%増に設定した。去年好調だった主力の「一番搾り」ブランドで、全国47都道府県ごとに味や製法が異なるビールの販売を始める予定。

 少子高齢化や若者のビール離れが進み、市場が縮小する中、メーカー各社は新ブランドの投入などでビール回帰の流れを加速させる狙い。