小泉農林水産相は23日朝の会見で、備蓄米を6月あたまにも2000円台で、店頭で販売できるよう調整していると強調しました。

小泉農水相
「2000円台で店頭に並ぶような形で、随意契約で出していく。早ければ6月あたまには棚に。2000円台の備蓄米が並んでいる姿を実現できる可能性が出てきた」

小泉農水相は、備蓄米の流通について、予定価格で各事業者と直接契約する「随意契約」の手続きを来週早々にも始める方針を示し、早ければ6月あたまにも安い備蓄米を「店頭に並べる」見通しを示しました。

また、今年、収穫される新米は去年よりも40万トン多い719万トンになる見込みであることも明らかにしました。

小泉農水相
「ネット販売も含めて、様々な流通のカタチを模索して行かないと」

楽天グループ・三木谷浩史会長
「備蓄米をひとつの起爆剤として販売していくと。一つの突破口になるのではないか」

小泉農水相は、23日の11時から楽天グループの三木谷会長と面会し、備蓄米の流通方法などについて話し合いました。午後には、都内の精米店などの視察も予定しています。