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止まらないコメの価格高騰…コメ農家の思いは【キキコミ】

2025年4月15日 9:46

価格高騰が続けば、消費者のコメ離れが起きかねない、と心配しています。

ただ燃料代や電気代などの値上がりで生産コストが上がっていて、販売価格が上がっても、赤字状態だといい、多田さんの周囲ではコメ作りを継続していけるのか不安を感じている人も多いといいます。

いま政府に求めることは。

○コメ農家
 多田 正吾 さん(67)
「油の高騰、資材の高騰、それに対して補助があれば、コメ(の価格)も下げられる。あとは労働力ですかね。みんな年取ってできないんですよね。都会から休みの日、土日とか応援に来てもらう、そういうのも国の政策や役場がやってみたらいいんじゃないか」

○藤井
「いろんな努力や工夫を、農家のみなさんも小売店も消費者も行っているんですけど、なかなか価格が下がらないですよね。今後の見通しはどうなっているんでしょうか」

○櫻井
「この価格高騰は、今後どうなるのか。専門家3人に聞いてみました」

みな一様に、「備蓄米の流通で、価格は一定程度落ちついてくる」という見立てで、

日本総合研究所の三輪チーフ・スペシャリストは、
「6月末には3500円くらいに下がるのではないか。猛暑や梅雨の悪影響、害虫被害などがなければの条件付きだが、ここを下回らないとコメ離れが起きてしまう」

流通経済研究所の折笠主席研究員は、
「5月中旬に3000円台後半。劇的に変わることはないだろう。今年度中は安くなっても3500円でこれ以上の高騰にはならない」

宇都宮大学の松平助教は、
「5月末で3600~3800円。再び価格高騰にならないために生産者を支援して、供給量と備蓄量を増やさないと根本解決にならない」

と話しています。

(4月14日放送『news zero』より)

最終更新日:2025年4月15日 9:46
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