SBI北尾氏、フジ発表の人事案の変更や改革策を一定評価も“強くけん制”
フジ・メディア・ホールディングスの大株主が提案する新たな取締役の候補であるSBIホールディングスの北尾会長兼社長は、フジが発表した人事案の変更や改革策を一定程度評価する考えを示しました。
SBIホールディングス 北尾吉孝会長兼社長
「ずいぶん改革されているんじゃないかなと思いますし、僕がこの人は残った方がいいんじゃないかなと思う人(フジテレビ清水社長)が一応残り、彼の改革案というのは、正しいんじゃないかなと」
フジ・メディア・ホールディングスは先月、株主総会に提案する人事案を変え、金光社長ら4人の取締役が新たに退任すると発表しました。
北尾氏は、こうした方針を一定程度、評価した上で、追加の人事案や株主総会の行方を見守る考えを示しました。
ただ、改革を進めるのに不十分な陣容と判断した場合は、「株を必要なだけ買って、うちのグループとして取り込むかどうかを検討する段階に入る」とフジ側を強くけん制しました。
また村上世彰氏の長女で筆頭株主の野村絢氏について、「協力できることは全面的に協力したい」との考えも示しています。