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「もう三流」東芝株主総会で厳しい声相次ぐ

2017年6月28日 14:44
「もう三流」東芝株主総会で厳しい声相次ぐ

 経営難に陥っている東芝は、再生の道筋が見えないまま、28日午後、株主総会を終了した。

 株主総会では、なかなか経営再建を進められない東芝経営陣に対して、株主から「もう三流の会社だという危機感を持ってほしい」「風土改革に一体何年かかっているのか」といった厳しい意見が相次いだ。

 また、東芝は来年3月までに債務超過が解消されなければ、ルール上、上場廃止となるため、半導体事業売却で資金を得る計画。28日までに半導体子会社の売買契約を締結すると宣言し、幹部は「24時間、手に汗を握りながら契約締結を目指している」と話していたが、結局、この日の株主総会には間に合わなかった。さらに、経営パートナーのウエスタンデジタルも売却に反対していて、先行きが全く見えない状況。

 さまざまなトラブルを抱えたまま、経営を正常化できるのか、経営陣の覚悟が求められている。