泥沼化…東芝がウエスタンデジタルを提訴
経営難に陥っている東芝は、再生の道筋が見えないまま株主総会を迎え、株主からは非難の声が相次いだ。
株主総会では、なかなか経営再建を進められない東芝経営陣に対して、株主から「もう三流の会社だという危機感を持ってほしい」「風土改革に一体何年かかっているのか」といった厳しい意見が相次いだ。
株主「質問に対しての返答が通り一遍。用意されているもので乗り切ろうっていうような感じで」
東芝は来年3月までに債務超過が解消されなければ、ルール上、上場廃止となるため、半導体事業の売却で資金を得る計画。28日までに半導体子会社の売買契約を締結する予定だったが、結局、間に合わなかった。さらに、売却に反対して裁判を起こしている経営パートナーのウエスタンデジタルに対し、東芝も28日、「虚偽の情報を流して売却を妨害している」として逆に東京地裁に訴えるなど、事態は泥沼化している。
経営を正常化できるのか、不透明な状況となっている。