神戸製鋼社長“隠していたわけではない”
神戸製鋼の検査データ改ざん問題で、新たに9つのグループ会社でも不正があったことが明らかになった。
神戸製鋼の川崎博也社長は新たに中国やマレーシアなど海外も含む9つのグループ会社で鉄やステンレスなどの製品の検査データの改ざんやねつ造が行われていたことを明らかにした。納入先は、これまで判明しているものとあわせると500社を超える。
また、9社のうち4社の不正については取締役会で把握していたにもかかわらず、これまで公表してこなかった。
神戸製鋼所・川崎博也社長「隠していたわけではございません。法令違反かどうか(違う)という判断により公表しなかったと。なぜ今回案件を公表したのか、本質的な原因を分析するには(公表は)避けて通れないと考えた」
また、東京電力の福島第二原発にもデータをねつ造したチューブが納入されていた。まだ使用されていなかったものの、不正の影響は広がっている。