米国抜きTPP 大筋合意へまとまる可能性

アメリカ抜きのTPP(=環太平洋経済連携協定)を話し合う11か国による詰めの協議は3日間の日程を終えた。終了後、日本の代表は、大筋合意に向けまとまる可能性が出てきたとの見通しを示した。
TPP11か国による事務レベル協議では、アメリカの主張により盛り込まれた項目のうち、凍結させるものをどれだけ絞り込めるかが焦点となっていた。日本の代表によると、凍結の希望を取り下げる国が出るなど、絞り込みが進んだという。
梅本首席交渉官「各国ともまとまる可能性が出てきたという認識を持ってきたんじゃないか」
また、政権交代を受け、TPPに慎重姿勢も見せたニュージーランドは、合意に向け協力的だったという。
11か国は来週、ベトナムで開く閣僚会合でさらに絞り込みを行い、首脳会合での大筋合意を目指す方針。