TPP存続へ正念場 閣僚会合で合意は?
アメリカ抜きでのTPP(=環太平洋経済連携協定)の大筋合意に向けた協議が最終調整に入っている。果たして合意したのか。ベトナム・ダナンから石川真史記者が伝える。
11か国による閣僚会合は、日本時間の9日午後3時前現在もまだ続いている。会場に笑顔を見せて入る閣僚も多く見られた。
茂木経済再生相「Do our best(最善を尽くします)」
会合では、アメリカの主張でTPPの協定に盛り込んだ項目をどれだけ凍結させるかが焦点となっている。ベトナムやマレーシアなどは自分の国に有利になるような条件を求める一方、自分たちの都合のいい条件ばかり主張するのは認めないと反発する国もあり、議長国の日本が調整を続けている。
タイムリミットは安倍首相らが出席する10日の首脳会合。アメリカの離脱で一時崩壊の可能性があったTPPは、存続に向け最大の正念場を迎えている。