RCEP 来年、最終的な妥結を目指す

RCEP(=東アジア地域包括的経済連携)をめぐり、日本や中国など16か国の閣僚らが会合を開き、来年、最終的な妥結を目指すことで一致した。
RCEPは、関税の引き下げや、知的財産の保護など18の分野で高いレベルの経済連携を目指している。
閣僚会合では年内の実質的な妥結を目標としていたが、政府高官によると、国内事情を抱えるインドが難色を示したため、来年、最終的な妥結を目指すことで一致し、首脳会議に判断をゆだねることにしたという。
世耕経産相「閣僚レベルでほぼ議論は出尽くして、最終的に首脳が話し合って、首脳が判断して最終的なとりまとめになる」
アメリカのトランプ政権が保護主義的な動きを強める中、各国は、確実に妥結につなげるため、慎重に調整を進める狙い。