パルシステム“下請法違反”2770万円不当減額で勧告 公正取引委員会
公正取引委員会は、「パルシステム生活協同組合連合会」が下請け業者に支払う代金を不当に減額していたとして、是正を求める勧告を行いました。
公正取引委員会によりますと、関東地方を中心に地域の生活協同組合が加入する「パルシステム生活協同組合連合会」は、去年4月からことし6月まで下請けの食品メーカー計5社に支払うべき下請け代金から、あわせておよそ2770万円を不当に差し引いていました。
セールの際に商品を値引きした金額分を差し引いて支払うなどの行為があり、下請法違反にあたるとしています。
パルシステムはすでに減額した代金を全額支払ったということで、「事態を重く受け止めている。役職員への教育の徹底や点検体制の強化など、再発防止への体制整備に努めていく」などと謝罪しています。