NYダウ301ドル安 5営業日ぶりに反落
22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は5営業日ぶりに反落し、前の営業日からの下げ幅は一時400ドルを超えた。
22日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末比301ドル87セント安の、2万4404ドル48セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も136.87ポイント下げ、7020.36で取引を終えている。
連休明けのこの日は、前の日に発表された経済統計で世界経済の成長率予想が下方修正されたことから、世界経済の減速懸念が強まり、取引開始直後から売られる展開となった。また、アメリカと中国の通商協議が難航しているとの一部報道を受け、先週まで上昇していた銘柄で利益を確定させるための売りが相次いだ。
航空機大手のボーイングや、建設機械大手のキャタピラーといった中国事業の比率が高い銘柄を中心に幅広く売られ、ダウ平均の前の営業日からの下げ幅は一時400ドルを超えた。また、先週相場をけん引したハイテク株も売られ、ナスダック総合指数も5営業日ぶりに大幅に反落して取引を終えている。
市場関係者は「22日は米中に悪い材料が出てきたことで利益確定売りの動きがでた。今後は月末に予定されている米中協議や、主要企業の決算を見極める動きが主流になってくる」と話している。