ダウ22ドル安 米中協議進展への期待後退
24日の米・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、アメリカと中国の貿易協議の進展への期待が後退したことなどから売りが先行した。
24日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比22ドル38セント安の2万4553ドル24セント。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は47.69ポイント上げて、7073.46で取引を終えている。
この日は、アメリカのロス商務長官が中国との貿易協議について、合意までにまだ距離があるという趣旨の発言をしたと伝えられたことで、米中協議の進展への期待が後退し、相場の重荷となった。一方、一部企業が発表した決算が好調だった半導体関連株が上昇したほかハイテク株も堅調だったことでナスダックは続伸し、ダウ平均株価も下げ幅を縮小して取引を終えている。
市場関係者は、「引き続き、米中貿易協議の行方と主要企業の決算発表に市場は注目している」と話している。