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世界経済の減速懸念が広がる ダウ4日続落

2019年3月8日 8:17

7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、ECB(=ヨーロッパ中央銀行)がユーロ圏の経済見通しを引き下げたことで世界経済の減速懸念が広がり、ダウ平均株価は4日続落して取引を終えている。

7日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日の終値から200ドル23セント値を下げ、2万5473ドル23セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も84.46ポイント下げて7421.46で取引を終えている。

ECBが7日に開いた理事会で、年内は利上げを先送りした上で、ユーロ圏の経済成長率見通しを大幅に引き下げた。これを受け、世界経済の減速懸念が広がり、景気に敏感だとされる素材関連株などを中心に朝方から売りが優勢となった。また、これまでアメリカと中国の貿易協議が近く合意するとの期待感から買われてきた「キャタピラー」や「ボーイング」といった中国事業の比率が高い銘柄も、いったん利益を確定させるため、売られる展開となった。ダウ平均株価は4日続落して取引を終えている。

市場関係者は「今後も中国やヨーロッパを中心とする世界経済の先行きに市場は注目している」と話している。