コンビニ内に「立ち飲みバー」持ち込みも可

福岡市のコンビニに「立ち飲みバー」がオープンし、話題となっている。一般にはあまり流通していない希少なお酒も楽しめるのが人気を呼び、多くの客が訪れている。
ウイスキーを中心に250種類ほどの洋酒がそろい、なかには最近手に入りにくい高級酒もある。チャージなしで1杯500円から楽しめる。照明や仕切りを工夫して、コンビニの店内ながらバーの雰囲気を醸し出している。
客「勉強会があってその帰りです。コンビニでコーヒーは飲めるけど、ウイスキー飲める所はないもんね」
出張終わりの男性3人組。ここは博多駅から徒歩2分なので電車の出発ギリギリまで飲める。
おつまみにしているものを、どこで買ったのか聞いてみると…
客「ポプラのものなら、持ち込みはいいらしい。これ斬新」
おつまみをコンビニで買って自由に食べられるのも魅力だ。
客「この手軽さはいいよね、色々チョイスもできるし」
近隣に住む女性2人組は、普段バーには行きづらいという。
客「行きつけになる機会がない限りは、初見で1人でふらっとはなかなか行かないかもね」
ここでは初対面の人ともすぐに意気投合できる。
客「中の様子が、道からもすぐ見えるから入りやすい」
京都を中心に展開するバーとのコラボで生まれた、このコンビニ立ち飲みバー。元々このスペースは雑誌コーナーだった。しかし夜間は立ち読みだけの客も多く、売り上げのつなげ方に悩んでいたという。
ポプラ博多駅前店・櫻井正幹オーナー「イートインスペースとしてフード持ち込みができることで、夜の売り上げをつくった状態で、立ち飲みでさらに売り上げを上積みしていく」
実際にバーをオープンしてから、コンビニ自体の売り上げも2割近くアップしたという。
櫻井オーナー「コンビニも特徴を持たせていく。来店動機をつけるのが大事。同質化したような競争は終わりに近づいてるのかな」
【the SOCIAL trendより】