モモ、豆本…平成にはやった“遊び”現在は

平成にはやった「遊び」現在はどうなっているのか取材してきました。
今では当たり前になった「パソコン」。実は平成初期に急激に普及したものでした。その頃に生まれたのが、電子メールソフト「ポストペット」です。こちらは、メインキャラクターのモモ。あたかも、キャラクターがメールを運ぶような動きをすることで、インターネットに親しみを持ってもらうためのサービスでした。あのポストペット、いまは…?
ソニーネットワークコミュニケーションズ・コーポレートコミュニケーション室の菊池大チーフ「電子メールサービスは5年ほど前に終了しています」
背景には、携帯電話の普及でメールの役割が変化したこと、また、LINEなどのチャットアプリが登場したことにありました。しかし…
菊池さん「モモは今でもさまざまな分野で活躍しています」
取材した当日も、なんとインターネットの世界から飛び出していました。この日行っていたのは、ゴルフレッスン用ソフトの普及活動。こういった企業プロモーションを始め、ほかにも10年以上前から、乳がん検診の啓発運動をするキャラクターとしても活躍。
菊池さん「モモがいることで現場の空気があたたかくなるんじゃないかということで活動を始めて、実際にそういう声もいただいています」
この日の仕事を終えてモモが戻ってきました。今後どういった活動をしていきたいか聞いてみると「人と人とをつなぐ懸け橋になりたい」ということでした。
続いても平成初期に話題になったもの。小学生を中心にはやった、「豆本」です。ピーク時は年間166万部を生産。なぞなぞや図鑑などがちゃんと書かれていて、友人たちと遊んだ人も多かったのではないでしょうか。そんな豆本はいまどうなっているのでしょう?豆本を「カプセルトイ」として販売しているお店を発見しました。
株式会社ワンバウンドの木村巌代表「当時を懐かしんで買う大人とか子どもから人気ですね」
またサービスエリアなどでは、いまも取り扱っているようです。
続いては、20年ほど前に女の子を中心にはやった「アイロンビーズ」。プラスチック製のビーズを板の上に並べ、上からアイロンをかけて接着することで、キャラクターや模様が作れるもの。ドット絵のように見えてかわいいです。
株式会社カワダ・オリジナル事業本部宣伝部の藤木義貴係長「子どもだけの遊びではなく、お父さんやお母さんもはまっている方が非常に多くなってきています」
いまは大人のファンが増えているとのこと。大人の力作になると、魚のお造りや、天ぷら、ホットドッグまで!アイロンビーズで、食欲がそそられちゃいますよね!
平成を彩ったグッズの数々。みんなまだまだ現役でした。