土用の丑（うし）の日といえば、うなぎが定番だが、近年の価格高騰を受けて今年も、あの手この手の“代替商品”が登場している。
洋菓子メーカーの「モンテール」は、うなぎエキスが入ったエクレアとクレープを今月２２日から期間限定で販売する。中のクリームとペーストにうなぎの骨などからとった成分が入っているが、味はチョコレートで、通常のものと変わらないという。エクレアは１．３倍の長さにして「見た目もうなぎに似せた」としている。
一方、７月限定で「日本ハム」が販売しているのは、うなぎのような鶏のかば焼き。日本ハムでは、普段から鶏のもも肉をスライスしたかば焼きを販売しているが、今月から新商品を追加。どんぶりやお重に盛り付けた時にうなぎに見えるよう加工した鶏ローストのかば焼きで、山椒もついているという。
いずれも全国のスーパーなどで販売する。稚魚が不漁でうなぎの価格が高騰する中、工夫を凝らした“代替商品”が増えている。
