FRB利下げ 日本市場への影響は?

アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)が先月31日、世界経済の減速懸念などからおよそ10年半ぶりに利下げに踏み切った。一方、日本市場への影響はどうなっているのだろうか。
1日朝の東京株式市場は、アメリカ市場が大きく下落したことを受けて一時200円以上値を下げた。その後、値を戻し、午前の終値は4円32銭高の2万1525円85銭だった。
一般的には、利下げされると株価は上がる。資金を調達しやすくなるため経済活動が活発になり、株式市場に資産が多く集まるため。
しかし、アメリカの当局が利下げは一時的なもので継続することに消極的な発言をしたことで失望感が広がり、アメリカも日本も株価が下落した。
さらに、米中貿易摩擦による不透明感も払拭できていない。市場関係者からは、今後の東京市場への影響を懸念する声も上がっている。