「いよいよ大詰め」日米閣僚級貿易交渉

日本とアメリカの閣僚級の貿易交渉がはじまった。交渉後、茂木経済再生相は「いよいよ大詰めを迎えつつある」と話し、交渉はヤマ場を迎えている。
日米の貿易交渉をめぐっては、アメリカ側が牛肉の関税の引き下げなどを求め、日本側は自動車関税の引き下げなどを求めている。
初日の交渉は幅広い分野で議論が白熱したということで、交渉関係者は取材に対し、「気づいたら5時間たっていた」と話している。
交渉後、茂木経済再生相は「国益をかけた交渉であるから、非常に厳しい」とした上で、次のように述べた。
茂木経済再生相「閣僚間で詰めるべき課題も相当絞られてきております。おそらく、だんだん大詰めを迎えつつあると」
茂木経済再生相は交渉がヤマ場を迎えていることを明らかにしたが、交渉関係筋は「アメリカは一度決まっても蒸し返す」と、土壇場で厳しい条件を突きつけることを警戒していて、週末に日米首脳会談を控える中、どこまで歩み寄れるかが焦点。