P&G 海洋プラ再利用ボトルで洗剤発売へ
海のプラスチックごみが世界的な問題となるなか、大手日用品メーカー「P&G」は海洋プラスチックを再利用したボトル入りの台所用洗剤を発売する。
この再生ボトルは国内の海岸で回収したプラスチックごみ6トンを原料にしている。中身は従来と同じ台所用洗剤で、量や価格も同じ。55万本を生産し、今週末から順次、全国のスーパーなどに並ぶ予定。
海洋プラスチックごみは海水や太陽光などで劣化しているため再生にコストがかかるとされている。そのため再生品を一般に流通する規模で生産するのは世界的にも例がないという。
環境省によると、海洋プラスチックは全世界で毎年800万トンが海に流入していて、30年以内に魚の総重量を超えるとされている。