百貨店売上高 10月は台風影響で大幅減少
10月の百貨店の売上高は、消費増税と台風19号による臨時休業の影響で大幅なマイナスとなった。
10月の全国の百貨店の売上高は約3863億円で、去年の同じ月に比べ17.5%減少した。
消費増税前の駆け込み需要で大きく伸びた美術品や宝飾品など、高額商品の落ち込みが目立っている。
また、台風19号による臨時休業で来店客数が伸び悩んだことも響いた。
日本百貨店協会によると、1997年と2014年の増税の際もほぼ同様の落ち込みがみられ、消費の回復には1年近くかかったということだが、12月は年間で最も売り上げが伸びる時期であることから、「年末商戦で消費が回復することを期待している」としている。