後藤大臣 イギリスのTPP加入を歓迎
TPP=環太平洋経済連携協定に参加する日本など11か国が、イギリスの加入を正式に承認しました。これまでアジア太平洋地域が中心だった経済圏が、ヨーロッパにまで拡大します。
16日にニュージーランドで開かれたTPPの閣僚級会合に出席した後藤大臣は「英国の加入はインド太平洋地域 及びそれを越えた、自由で公正なルールに基づく貿易システム・経済秩序の推進における協力を深める」などと話し、イギリスの加入を歓迎しました。
イギリスが加わることで、TPP参加国のGDPの合計は世界全体のおよそ15%をしめることになります。すでにイギリスとEPA=日英経済連携協定を結んでいる日本への直接的な影響は限定されますが、今回の加入でTPPの影響力を広げたい考えです。
TPPには他にも中国や台湾のほか、新たにウクライナなどが加入の申請を行っています。後藤大臣は加入審査について、中国を念頭に、「法令順守の姿勢をみていく」などと話しています。