ホンダがトランプ関税受けて「シビック」一部生産をアメリカに移管

トランプ政権による自動車への追加関税を受け、大手自動車メーカーのホンダは、アメリカに輸出するために日本で生産している主力車「シビック」の一部モデルについて、現地生産に切り替えることを明らかにしました。
ホンダによりますと、埼玉県の寄居工場で現在生産している2車種のうち、「シビック5ドアハイブリッドモデル」の国内生産を6月から7月に終え、アメリカ・インディアナ州にある工場での生産に移すということです。
ホンダは、「需要のあるところで生産を増やす」としています。
こうした国内からアメリカに生産拠点を見直す動きは相次いでいます。
日産自動車は、経営不振を立て直すためにアメリカの工場で生産ラインを減らすとしていた主力車「ローグ」について、今月4日に生産体制を維持する方針を発表しています。
関係者によりますと、日本で生産していたアメリカ向けの「ローグ」は、生産台数を減らすということです。