東京・日本橋エリアを新たな“水都”に 再開発計画の概要発表
東京・日本橋エリア一帯の再開発計画の概要が明らかになりました。首都高を地下に移し、日本橋川の水辺空間を生かした街づくりを目指します。
再開発が行われるのは、東京駅東側の八重洲エリアから日本橋エリアまでの一帯、およそ11ヘクタールです。
一帯を「日本橋リバーウォーク」と銘打ち、日本橋川の上を走る首都高の高架道路、1.8キロの区間を地下に移し、川の両岸に遊歩道や遊覧船の桟橋などを整備します。
周辺には、川を取り囲むようにオフィスやホテル、商業施設などを建設しますが、水辺を明るく開けた空間にするため、川沿いには低層ビルを、一歩離れた場所に高層ビルを配置します。
日本橋は江戸時代に水運の中心地として栄えましたが、戦後、自動車の普及で、1964年の東京オリンピックを前に川を覆う形で現在の首都高が建設されました。
老朽化した首都高の更新、修繕のタイミングに合わせて周辺一帯を再開発し、新たな“水都”として国内外からビジネスや観光客の誘致を狙います。完成は2040年の予定です。