フジテレビめぐりSBI北尾会長が会見へ 20年前はフジ側に協力も…

フジ・メディア・ホールディングスをめぐり、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長が、17日以降に会見する方向であることが関係者への取材で明らかになりました。
北尾氏は、フジ・メディア・ホールディングスの大株主であるダルトン・インベストメンツが、6月の株主総会で取締役候補として提案する方針であることがわかっています。
フジ・メディア・ホールディングスは、3月下旬に新たな取締役の人事案を発表しましたが、ダルトンはそのうち5人の取締役について、一連の問題に責任があるにもかかわらず留任となっていると批判し、交代を求めていました。
北尾氏は、2005年当時、堀江貴文氏が社長を務めていたライブドアが、ニッポン放送の株式取得を通じてフジテレビに影響力を及ぼそうとしていた際に、フジテレビ側について、フジテレビを“救った”経緯があります。
しかし、北尾氏は、今回のフジテレビの一連の騒動を受けて、第三者委員会の調査報告書に目を通した上で、「あの時ホワイトナイトをやるべきではなかった」などと自身のSNSで発信していました。
フジ・メディア・ホールディングスの大株主が、新たな取締役候補として予定している北尾氏が、会見でフジテレビ側にどのような変革を求めるのかが注目されます。