日テレNEWS
経済
2021年3月24日 20:27

憧れブランドも…新品なのに“激安”のワケ

憧れブランドも…新品なのに“激安”のワケ
(c)NNN

外出の機会が減る一方で、洋服などの新品の商品を激安で売る店が今、好調だといいます。あこがれのブランドも新品なのに大幅に値下げ。つい買いたくなってしまうような破格の割引を実現している、その理由とは――。

    ◇

埼玉・所沢市にある「Luck Rack 新所沢パルコ店」の店内には、いたるところにある大幅割引の商品。高級ブランドの財布は35%オフ。なんと半額以下のバッグも。店内の商品は多くが30%から80%オフ。しかもすべて新品なんです。

20代のスタッフがお店の人にコーディネートしてもらった服は、全身で、メーカー希望価格より3万円以上安く購入できます。お客さんの中には、1人で8点の大量購入をしている人もいました。

去年3月にオープンしたアパレルショップ。安さの理由はというと――。

ゲオクリア・川辺雅之社長「オフプライスストアという店。多く作りすぎてしまったものを、通常より安価で仕入れさせてもらう」

    ◇

「オフプライスストア」――価格が下がることをあらわすオフプライス。余った在庫を買い取り、販売することで安さを実現しています。在庫などを安く販売するお店としてはアウトレットがありますが、アウトレットは、基本的に自社ブランドの商品を直販店で販売するかたち。一方、オフプライスストアは複数ブランドから多く仕入れています。

新型コロナウイルスの影響で大きく売り上げを落としたアパレル業界。総務省の家計調査によりますと、アパレルへの支出は去年、前年比で20%近く減少しました。こうした中で業績を伸ばしているのが、オフプライスストアです。

ゲオクリア・川辺雅之社長「元々は自社で販売してきたメーカーやブランドも、コロナによって在庫を抱えてしまうというのは多くの企業がもっているので、余剰している在庫だったりにも、必ずものには価値があるので、それをお客様の方に、せっかく作ったものですので届けていきたい」

この会社の売り上げは好調で、およそ1年間で店舗数は倍になったということです。

    ◇

こうしたオフプライスストアは都内にも。東京・杉並区にある「カラーズ」に並ぶ商品の多くは1000円前後。もちろんすべて新品です。さらに、この日の朝に行われていたのは、商品の一斉値引き。この店では毎週水曜日に商品の値下げを行っているといいます。最終的には、なんと100円に。

お客さん「古着屋さんだと抵抗ありますから、新品でこの値段というのは魅力ですね」

在庫などを安く販売するオフプライスストア。こんな側面も。

店を運営するshoichi・浦井春樹さん「弊社でいうと、廃棄する商品はゼロになりますので、その分少しでもお安く、最後100円になってもお客さんのもとに渡ればいいかと。廃棄ロスを防ぐお役には立てているかなと思っております」

日本で1年間に売れ残る服はおよそ15億着以上。新型コロナウイルスの影響で、さらに在庫は増えているといいます。在庫を仕入れ安く販売することで、服の廃棄を減らすことにもつながるといいます。

    ◇

オフプライスストアはアパレル以外にも。埼玉・春日部市にある、「ビッグウッド春日部店」で売られていたのは、家具です。単価の高い家具が60%引き、そして70%引きのものも。

親子「最近、おうち時間が増えたので、部屋の中を自分好みに変えたいなと、テレビ台を見に来ました。やっぱり安いのがいいなと思っていまして」

新品にもかかわらず、定価よりも大幅に安く商品を販売するオフプライスストア。今後、さらに注目されそうです。