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“トランプ関税”交渉役で米へ出発 赤沢経済再生相「日米でウィン-ウィンに」

2025年4月16日 11:50
“トランプ関税”交渉役で米へ出発 赤沢経済再生相「日米でウィン-ウィンに」

トランプ政権による関税措置をめぐり、アメリカ側との交渉役となった赤沢経済再生相は16日朝、ベッセント財務長官らとの協議に臨むため、羽田空港を出発しました。

赤沢経済再生相「自分でも驚くほど、けさ落ち着いています。準備ができたということですね。信頼関係をしっかり築いて、日本の国益にとっても、米国の国益にとってもウィン-ウィン関係になるように、いい交渉ができると思っています」

赤沢経済再生相は日本時間の17日、ワシントンでベッセント財務長官らと協議し、“トランプ関税”の見直しに向けた交渉をスタートします。

協議で赤沢経済再生相は、アメリカでの日本企業の貢献などについて説明する一方、アメリカ側が自動車や農産物のさらなる市場開放などについて、どのような考えなのか探る構えです。

ある同行筋は、「まだこちらのカードを出す段階ではない」としています。また、日本側の交渉チームの1人は、「今回の訪米はステップ1。決着するときはトップ同士が話す時」としていて、複数回交渉を重ねたのちに、石破首相とトランプ大統領との“トップ会談”で決着を図りたい考えです。

“トランプ関税”で最大の焦点となっている自動車への追加関税で解決への糸口を見いだせるのか、赤沢経済再生相の力が試されることになります。

最終更新日:2025年4月16日 11:50
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