22日から、政府によるガソリンの新たな定額補助制度が始まります。

新たな制度は、定額補助によってガソリン1リットルあたりの価格を段階的に10円引き下げるものです。急激な価格変動を抑えるため、22日からの1週間はまず、今週と比べて5円引き下がるようにします。

経済産業省によりますと、19日時点の全国のレギュラーガソリンの平均価格は1リットルあたり182円10銭となり4週連続で値下がりしました。このため、22日からの定額補助では、これより5円安い1リットルあたり177円10銭となるように補助額を調整します。

経産省は、このままの価格水準が続いた場合、6月半ば頃には補助額が10円になる見通しだとしています。

ただ、補助金は石油元売り各社に支給されるため、ガソリンスタンドでは当面、新制度が始まる前に仕入れた在庫が販売されます。店頭価格に反映されるまでに2～3週間程度かかるとみられます。